東京モーターショーが本日10月27日~11月11日まで行われている。この期間千葉の道はどこに行っても混雑してしまう。また車好きな人たちが全国からやってくるので、他県ナンバーの珍しい車をたくさん見かけるのもこの時期だ。前日の夜中から待っている車も多く、幕張周辺のファミレスにはたくさんのスポーツカーが集ってくる。
確か幕張にモーターショーが来たのは私が高校生の頃だったと思う。そのころの混雑はディズニーランドとは比べ物にならないぐらいの混雑だったと記憶している。 渋滞は湾岸習志野インターの出口から湾岸市川インターまで繋がり、あの大きな幕張メッセの駐車場だけでは収容できず、臨時駐車場もできたぐらいだった。おそらく市川からメッセまで3時間は有にかかる位ではなかったろうか?
そのころの子ども心に「こんな渋滞の中トイレに行きたくなったらどうするんだろう?」「のどが乾いたらどうするんだろう?」という疑念を生じていた。
そして25歳の頃だったであろうか?メッセに来て3回目のモーターショー時だった。 私は、その渋滞の列に向けてジュースやアイス・携帯トイレを売る商売を思いついた。路上で売ると道路使用許可を取得しなければならず、また怖い方たちも来るだろうから、自転車や原付の後部にクーラーボックスを載せて移動する。そして動いていない車に対して一台一台声をかけていくという、昔ながらのアイスキャンディ屋さんの手法だ!また地元の利を生かしてジャンパーの背中には「近道教えます!」とカッティングを貼り付け長時間渋滞で疲れ果てた人たちの興味を誘いだすということまで考えた。そうすれば、50円で仕入れたジュースが200円で売れるのではないかと思ったのだ!w
そのことを友達に話すとみんな乗り気になってくれた。5人の友達が賛同し、モーターショーの開幕の土曜日まで準備をすすめその日を待った。
先立つものに関しては、妻に「絶対に儲かるから3万円かしてくれ!」と言ったが、当時20数万円の給料で2人の子供がいた我が家の家計では「そんなお金、出せるわけがないでしょ!!」と一蹴されてしまう。そこを「やっぱり女は投資することを知らないからダメなんだよ。そんな事だからうちはいつまでたっても貧乏なんだ!」と言いくるめ、むりくり用意してジュースを仕入れた。w
そして当日、沢山の車が幕張周辺に集まった。湾岸習志野インターからの渋滞もおこっている。よしいくぞ~!と皆で渋滞の自動車の横を走る。
でもどこか自分がイメージしていた渋滞と違い様子がおかしい・・・ その渋滞は程よく流れているのだ。
どうしてだろうか?と自分は駐車場の現場付近を見に行った。その状況は僕らにとって最悪だった。
メッセ駐車場に入れていた車が渋滞し始めると、次に臨時駐車場に流れを替え、その臨時駐車場に流して渋滞が起こると、また他の臨時駐車場へ流れを移すという仕組みを取っていたのだ!そして各ポイントにパトカーがいて無線で連携を取り合い渋滞の緩和に努めていたのだ。
「恐るべし千葉県警!」
おかげで、その日の男5人が一日で売ったジュースが5本という悲惨な目にあった。 300本仕入れたジュースもあえなく無駄になってしまった。当時、文化祭というイベントでダンスをやっている後輩達に差し入れするなどをして皆に喜ばれた。「このジュースどうしたの?」という言葉に恥ずかしくて理由すらいえなかったのを覚えている。
あれから12年経つが、仲間内では良い笑い話として語り継がれている。「そんなこと考えて実行するところにあんたの良さがあるんだよ!」とお褒めの言葉も頂くが、起業には十分な準備と事前の捻密な調査が必要という良い教訓になった。 これが私の最初の起業だったのかもしれない。終
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戯言