心の傷2  ¦ ブログのトップ ¦  第138回芥川賞に決まった「文筆歌手」川上未映子さん

主人公を通して本能をリハビリ血湧き肉踊る物語

2008-01-21

 島田雅彦さん(46)の連載小説「徒然王子」が1月20日から朝日新聞の朝刊で始まった。とある国の”憂鬱の森”に暮らす王子がドロップアウトし、古代から現代まで様々な人生の体験をする風変わりなファンタジィーだ。物語は王子が宮廷から「夜逃げ」し、過酷な現代社会に飛び出す所から始まる。世捨て人や「ホ-プレス」と交わり、裏側の社会を見て回る王子。その後、5回分の前世を生き直し、浮かばれなかった人々の「魂鎮め」を行う。果たして王子は元の世界に戻って来られるのか?昨年、スピリチュアル・ミステリーと銘打った「カオスの娘」(集英社)で新境地を開いた。今回は王子が自らの無意識の暗闇と向き合うダークファンジーで、作者が秘めていた想像力が爆発する。皆さん機会があれば読んでください。

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